既存パネルとパネル作成

Civilization VIでは多くのLuaファイルが読み込まれ、ゲーム中に実行されている
チューナーはその読み込まれているLuaファイルの1つにアクセスして、そこからチューナーで編集したLuaを実行できる
MOD作成時のデバッグや、マスクデータの確認、簡易的なチートなどに利用できる

既存パネル

\Steam\steamapps\common\Sid Meier's Civilization VI\Debugフォルダには
デバッグ用のltpファイル(LiveTunerPanelファイル)が用意されている
チューナーの[File] → [Open Panel]から選択することで利用できる

開発の際に使われていると思われるデバッグ用のパネル群で
パネル作成の参考にしたり、手軽にチートを使いたい時に使える

パネル作成例

  • ゲームプレイ中に、チューナーのタブにある*New Panel*をクリックすると
    現在アクセスできるLuaファイルが表示されるのでアクセスするファイルを選択
    ここではTechTreeを選択する
  • New ControlからAction Controlを選択してAction Builderウィンドウを出す
  • Name:の欄にはとりあえずPlayer 1
    Action:にはView(GetCurrentData(1));と入力
  • OKを押すと[Player 1]というボタンを配置することになるので、適当な位置でクリックして配置する
  • ゲームの方で技術ツリーを開いた状態でこの[Player 1]のボタンを押すと
    取得済み技術の表示が違う文明のものに変わる

作成したパネルの解説

本来、TechTreeのLuaファイルが技術ツリーを開く際に

プレイ中のプレイヤーのIDを取得
(シングルゲームでは通常、操作しているプレイヤーのIDは0)

GetCurrentData( 取得したID )で技術ツリーの状況を取得

View( 取得した技術状況 )で画面に表示する

としてる部分を利用して

GetCurrentData( 1 )
プレイヤーIDが1の文明の技術ツリーの状況を取得できるので

View( GetCurrentData( 1 ) )
で技術ツリー画面を自文明とは違う、ID:1の文明の状態で表示し直している